退院
明日で初めての入院生活が終わる。
思っていたよりも、お産や産後の入院生活はとてもよいものだった。
痛い時、困った時に話を聞いてもらえるだけで、こんなに安心するということに気づいた。人の優しさに触れ、自分も優しくなれる。また働く時は、優しさを持てるようになりたいと思った。
産前は、出産への恐怖や、とりとめもないことに不安になっていたけど、産んだ後は憑き物が取れたように心が軽い。
お産に関わった人、お産を見守ってくれた人がたくさんいてくれた。この道でいいんだと気づいた。
心穏やかになれば、見える世界も変わる。「瞑想」が気になるこの頃。
授乳後の朝焼けの空は美しかった。
産まれた
痛さよりも、生命ってすごいなと思った。
困ったことに
夜中、お腹が痛むような気がして、今日かな?とそわそわしているが、今のところいつも通りの日常。
そわそわする。
いつ生まれるのかな?陣痛ってどんなもんかな?
そして間が悪く、アイフォンの充電の接続部分の接触が悪く、充電されなくなってしまった。
近所にアップルストアなどない。
予定日間近、人生で携帯電話が必要な時期ベスト5に入る状況。
うむ、困った。
まぁ、なんとかなるだろう。人生切り替えが肝心。
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ずっと気になっていて、最近読んだテキストに「菜根譚」の解説書がある。
古典だが、文章が短くて読みやすい。NHKの番組の解説の人の語り口調も好きで、気になっていた1冊。
好きな言葉が多すぎるが、その中に、「親が子を育て、子が親を敬うのは当然。しかし、子は親を敬いすぎてはいけない」という文章があった。
現代はもちろん、まして古代中国でこういうことを言えるおじいさんは、いないような気がする。この作者のおじいさんが言いたいのは、「親を大切にするなってか!」というわけではない。
社会性を力に、ここまで反映してきた人類。子供を育てることは、社会を継続させるうえで重要だ。個人的にも、産んでくれた親には感謝している。
しかし、親が子を育てるのは見返りを求める行為ではないと思う。
子供が親の老後を支えてほしいというのも、限界があると考える。
「正しさに上手に付き合う方法」というある精神科の先生は「親の面倒は子供がみるというのは、福祉にお金を使いたくない政治家が作り出した妄想だ。」「終戦直後の日本の平均寿命は、先進国の中でもダントツで低く、介護時間は短かったはずだ。」という。
育児はまだ未経験であり何とも言えないところはある。しかし介護に関しては、実際に医療・福祉関係の仕事をしていて、一番大切なのはその人の「人柄」だと思った。「血のつながり」に頼りすぎて、子供のことをないがしろにしすぎている人がいるような気がする(その逆もあるが…)。
年を重ね、自分の人生をどう生きて生きたかが、顔や言動、仕草によくにじみ出ている。子供にもスタッフにも愛される人、みんなから嫌われてしまう人、様々だ。仕事だと割り切ったり、チームのみんなと協力して取り組めるが、「子供だから」という義務感だけでは、どうしてもできないことだと思う。特に認知症の方への介護は、専門的知識が必要で、第三者が介入する意味は大きいと思う。
参議院選挙が近づき、色々な意見が述べられているが、
私は、産む女性も産まない、産めない女性も、親の介護をしている人も、施設を利用している人も、生きづらさを感じない社会がいいなと思う。
この世は白黒つけられないことばかりだと思うからだ。
どんより空模様
今日は霧雨。
雨の日はダラダラしてしまう。
出産予定日まで10日となり、お腹も張りやすくなってきた。
1人で過ごすことに不安があり、図々しくも本日は旦那の実家にお邪魔した。
咲きがけの百合の花と紫陽花が梅雨に濡れていた。
いつか自分で育ててみたい花達である。
雨の合間に自分の花壇の手入れをした。花を愛でる心が育まれると同時に、カタツムリやナメクジに容赦なく手をかけられるようになってしまった。
ごめんよ、成仏してくれ。
清々しい
天気予報は外れて、雨は降らなかった。
とりあえず、やれるだけやってみようと思うこの頃。落ち込み時期脱出したかな?
無謀にも、就職試験を受けに行ってみた。
嫌いだった試験も、目的があると頑張れる。いや、頑張ってはいないが。とりあえず逃げないことにした。
久々に程よい緊張感が味わえた。
去年も受けた試験で、去年の反省を若干活かしつつ、同年代の受験者ともお話することができた。
先のことへの不安は尽きない。
今やれることをやろう。
理不尽
NHK衛星放送の契約を解除した途端に、契約しにくると手紙が来た。
どうあがいても、衛星放送を契約させたいらしい。
おそらく、我が家には衛星放送のアンテナがある。でも、受信する機械はない。
1度、ケーブルをつないでみたら、今度は地上波が映らなくなり、最悪であった。つまり、衛星放送はまったく見れない状態である。
初めて契約させられた時も、見ていないのにアンテナがあるというだけで、女一人暮らしの家に乗り込んできた。
夜、雪の降る中、出掛ける直前にである。正直今でもトラウマだ。とても怖かった。
NHKの番組は好きだ。過剰なCMや演出がないところが好きだ。地上波の受信料だけなら払い続けても良いと思っている。
しかし、今回の一件で、一生見なくても良いくらい、大嫌いになった。
なぜ見ていない番組の受信料を払うことが国民の義務なのか。
きっとNHKの受信料に疑問を持つ人が多くいても、NHKはその問題に取り組もうとする姿勢や報道はしないのだろう。急激に嫌気がさした。
今日からNHKを見ないことにしたいが…
…日曜美術館だけは見たい…涙