話すということ
仕事で一番嫌だったことは、悪口や愚痴を聞くことだった。
お前なんか嫌いだ!的なことを言われたこともあった(その後、和解)
私も同じようなことを言ってしまって、自己嫌悪を繰り返した。だから、周りに気を使い、なるべく話さないようにした。なるべく当たり障りのない言葉を選んだ。
仕事を休みたくてしょうがなかった。休めば、この状況から脱出できると思ったからだ。
現在…
話す機会は激減。
話さなければストレスフリーになるかと思ったら、それは間違いだった。
相変わらず溜め込む日々。
一因ではあったのかもしれないけど、仕事環境がすべて悪いわけではなかった。仕事中も、育休中も、悪い方に思考を引っ張っていたのは私だ。
一因として考えられるのは、一昨年、転職に失敗したこと。あとは、育児の大変さだ。
家に1人でいると、子供ができて、できなくなったことを考えてしまう。
転職活動も思いっきりできたはずだ。
旅行にもいきたい。
お酒も飲みたい。
なにより、ずっと付いて回る責任。なかなか重い。
言いたいことはたくさんあるが、夫も疲れていて言えない。
独身の友人にも言いづらい。
そんな時、一片だけだけど両親に相談できた。
うまく言葉にできなかったけど、今まで反抗してばかりだったけど、ちゃんと聞いてくれた。(うちの両親は、ソフトマシンガントークタイプ)
子供がいたから、素直に話せたような気がする。
話すこと、聞いてもらうことで、すーーーーっと心が軽くなった。
口は災いの元だと思う。
でも、今の私には、災いを恐れて話さないことで害になっていた。
嫌われても構わない。失敗を恐れない。
思っていることを話さないと、本当に話せなくなりそうだ。
そのことが一番怖い。