祝い酒
梅雨入り。しとしとと雨が降っている。
今日は外来の後、小さい酒屋へ行く。
日本酒が好きな友人の結婚祝いを探しに行くためだった。
「いらっしゃい」
少し耳の遠いおじいさんが出迎えてくれた。
お目当のお酒を発見する。
しかし、飲んだことがなかったので、味を聞いてみた。
Q.辛さや甘さってどうですか?
A.「ぜんぶうまいー笑」
「全部うまいからいっぱい買ってってー」というわりに、「そんな高くないほういいべー」と、手頃なお酒を勧めてくれた。
しかし、一升瓶2本分の予算しか考えてくれない。
Q.やっぱり2本がいいですかね?
A.「やっぱり、2本だべー」
そういうものなのだろうか。
しかし、おじいさんの笑顔に押されて、一升瓶2本にしてみた。
レジではなく、鉛筆で領収書を書いてくれた。
なんともゆったりとした買い物だった。
また行こう。