小さい工場(こうば)に遊びに行くと、たまに山菜をもらう。
昨日はワラビ。
今日はミズ(ミズナ)。
スーパーの水菜とは全く違うものだった。
山の幸は、同じ市内の人でも知らないことがあるようで、「市」とか「田舎」とはひとくくりにできないようだ。
市内でこれなら、県内、はたまた国内には、無数の田舎があるのだろう。
世界もそうだろう。
そう考えると、自分が持っている各々の国や地域へのイメージなんて、ほんの1握りくらいなんだろう。
そして、5、10年もすると、街も人も変わっていく。
静かに消えていく文化もたくさんある。
旅をしたくなった。